2015/05/29 14:27

HIV陽性のお母さんたちとその家族を支えるための収入向上事業ですが、ウガンダのカユンガという村で実施しています。同地には、Kayunga Friendship & Development AssociationというHIVやエイズの影響を受けている人を支援するグループがあり、そのグループと一緒に事業を展開しています。


カユンガの村の様子

事業はHIV陽性のシングルマザーをターゲットにしており、クラフト製品による収入向上で、子どもたちが学校に通い続けることを支援しています。ウガンダではプライマリースクール(日本の小学校に相当)の卒業率が低く、小学校に入学しても半分の生徒は卒業できないと言われています。

ウガンダでは初等教育(プライマリースクール)の学費は無償化されていますが、制服代や補講費等にかかる費用は各家庭が負担しなくてはなりません。また、その費用負担は子どもの学年が上がるにつれて高くなっていきます。そのため、家庭の貯蓄や収入が少ない子どもたちは高学年になると中退していきます。


ペーパービーズ事業に参加しているお母さんとその子どもたち

プラスではシングルマザーのお母さんたちの収入向上によって、子どもたちが学校に通い続けられるよう支援しています。現在、Kayunga Friendship & Development Associationともう一団体の2団体、合計16名のシングルマザーとその子どもたち63名が事業によって支援を受けています。


お母さんたちが作ったクラフト製品①ピアス

クラフト製品の第一弾として受領したペーパービーズネックレス。お母さん自身で色味やデザインを考えて制作しており、1点1点丹精に作られています。プラスのチャリティーWebショップでもペーパービーズ・ネックレスの新作を掲載しています。



お母さんたちが作ったクラフト製品②ネックレス


お買い物でできる、気軽で身近な国際協力をこれからもどうぞよろしくお願いします。